SFCスピリッツの創造

担当:田中浩也 教授
履修者は何人でしたか?
受講者は約660人、リアルタイムに出席していたのは平均すると500人でした。
授業形態は何でしたか?
ライブで配信しながら、すべて授業は録画し、オンデマンドでも視聴できるようにしていました。ライブで参加していた学生は、直接質問をすることが可能でした。
学生からの意見
- 「SFCスピリッツはオンラインというのを活かして、卒業生にも参加してもらってグループワークを行うインタラクティブなものであった。」
- 「講義パートを録画で行い、ライブでディスカッションパートを行うスタイル」
- 「大人数授業でライブ感を出すという観点では、環境情報学で採られたYoutube Liveによる授業がよい取り組みだと感じた。Zoomウェビナー等と比較して、後からオンデマンド視聴する場合も快適なのがよい点だ。」
- 「オンデマンドとyoutubeでのライブ配信を組み合わせること(環境情報学)」
3. 卒業生にも参加してもらってのブレイクアウトセッションをされたのですね.オンキャンパスでのグルワとは違う部分があると思いますが,注意点はありますか?
卒業生に参加してもらってのグループ・セッションは「テーマ別サブゼミ」という位置づけとしました。授業時間外に開催され、希望者のみの任意参加としていました。講師の一人であった江渡浩一郎先生が、学生の自主的な学びである「サブゼミ」の重要性や、自身の経験を語ってくれたこともあり(これは順番としてはサブゼミがはじまった「あと」だったのですが)、教員が主導するだけではない、学生が自発的に行う大学らしい学び方を理解してくれたものと思っています。なお、サブゼミの最終発表会も、授業の最終回とは別に開催されました。
初めてのオンライン授業をするにあたって、他に工夫したことがあれば教えてください。
授業の最初・休憩時間・最後に、BGMや映像を入れたこと。講義中に、SAが中心となってチャット欄やQ&Aでの質問にリアルタイムで答え続けたこと。最終回はComment Screenを導入したこと。数回しかできませんでしたが、授業後に、友達をつくるためのSpatial Chatの場を用意したこと。また、講義担当となるメインの特別招聘教員以外にも、会社の会議の合間などで時間が少し空いている特別招聘教員の方に適宜ログインしてもらったことで、「6名の特別招聘教員が一堂に会する」という場が最終回で生まれたのはオンラインでしかできない特別な経験であったように思います。