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質的調査法・ネットワーク社会論

質的調査法・ネットワーク社会論

担当:宮垣元 教授

履修者は何人でしたか?
履修者は、「質的調査法」は65名、「ネットワーク社会論」は45名です。毎年履修を取り下げる学生が一定数いますが、今年はほとんどの学生が最後まで参加しています。

授業形態は何でしたか?
「質的調査法」(学期前半、ライブ)「ネットワーク社会論」(学校後半、ライブ)ともに、2コマ続きで基本的にオンライン(Webexとzoom)で行いました。

学生からの意見

  • 「副回線としてSlackを使用。zoom等に不具合があった際や、グループワークのプラットフォームとして活用している」

授業の配信に使うzoomの他に、履修者のSlackを用意していたことが高評価でした。あらかじめそのつもりで授業を用意されていたのでしょうか。

2つの授業とも、様々な調査実践を行ったり、研究企画を構想したりするために、濃密なグループワークを毎年行ってきました。今回のオンライン化にあたり、この部分をどう設計するか考え、試みにslackとzoon等のブレイクアウトルームの併用で進めることしました。全体用とは別に、各グループに1つのチャネルを割り当て、ここをプラットフォームとし、グループワークの議論や記録用に活用しています。グループワークの流れが可視化されることや、授業時以外の作業や議論にも活用できること、質問やコメントなどの双方向のやり取りが容易かつ頻繁に可能なこと、他のグループの進捗などを随時知ることが出来るなど、様々な利点があったように思います。

初めてのオンライン授業をするにあたって、他に工夫したことがあれば教えてください。

ツールやテクニックという意味では特別なことはしていません。意識した点では、いずれの授業も毎回3時間の長丁場になるので、講義と個人課題、グループワークを(休憩も)適宜組み合わせることで、張り詰めた状態が続かないよう、聞くだけ見てるだけの「番組」のようにならない進行は心がけました。TASAの力も借りつつ、なるべく反応できる機会、インタラクションする機会を作りましたが、これは通常の授業と基本は変わりません。ただ、とくにグループワークの場合などで、slackやブレイクアウトルームを通じて議論に参加したり様子をみたりすることが容易となり、教室での授業では物理的に難しかったことに対してブレイクスルーとなったように感じています。