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環境情報学

環境情報学

担当:脇田玲 教授

履修者は何人でしたか?
700人程度でした。

授業形態は何でしたか?
学期前半科目。「オンデマンド」+「ライブ」+「独自サービスによる授業振り返り」の三分構成で一回分の授業としていました。

学生からの意見

  • 前半はオンデマンドで伝えたいことを伝え、後半はライブで質疑応答ができていたので素晴らしい工夫だと思いました。
  • 講義パートを録画で行い、ライブでディスカッションパートを行うスタイル
  • 大人数授業でライブ感を出すという観点では、環境情報学で採られたYoutube Liveによる授業がよい取り組みだと感じた。Zoomウェビナー等と比較して、後からオンデマンド視聴する場合も快適なのがよい点だ。
  • オンデマンドとyoutubeでのライブ配信を組み合わせること(環境情報学)

オンデマンドとライブとの配分が学生達から高く評価されています。あらかじめそのつもりで授業を用意されていたのでしょうか。

予めオンデマンドとライブの両方を用意することにしました。授業の時間割に縛られず、学生が好きな時間に学ぶことができるようにオンデマンドを基本(最低限の義務)とし、その上で希望者向けに授業の時間帯にゲスト講師と担当教員の対話を中心とするライブ配信を行いました。オンデマンドはゲスト教員の研究分野を20分程度にまとめた映像、ライブ配信ではそれに基づいて分野横断的な話や思想の話、学生とのインタラクションを中心にしました。授業目的とメディアの特性を考えて、オンデマンドとライブは異なる内容にアレンジすることで、メリハリをつけました。結果として、多くの学生がオンデマンドで基礎知識と問題意識を持った上でライブ配信に臨むというスタイルを選択することになり、よい教育効果が生まれたと思います。

初めてのオンライン授業をするにあたって、他に工夫したことがあれば教えてください。

まず毎回の授業のイントロ動画をつくりました。ワクワク感は大切です。また、履修者が700名を超えるような大規模講義ではいかにして一方通行ではない学びを作り上げるかが大切で、ウェビナーでもオンデマンドでもそれを実現できないと判断し、「オンデマンド」+「ライブ」+「独自サービスによる授業振り返り」という三分構成をとることにしました。ライブ配信では高揚感やライブ感を作り出すために、あえてYoutube Liveを選択しました。ZoomもWebExも500名を超えるとチャットの共有ができず、サーバのトラブルも増えます。そうであれば、もっとも安定しており、ユーザフレンドリーであり、ライブ感もある環境であるYoutubeを選ぶことで、複数の問題を同時に解決できると考えました。授業後の振り返りは、ゲスト教員に成り済まして、その人が言いそうなことを履修者が書き込むという新感覚(?)のシステムを導入することで、単なる授業内容の鸚鵡返しではない、学生の主体的な学びの時間を導入するチャレンジをしました。