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SFCスピリッツ
2006.12.01

日本に賛成してくれますか

SFCスピリッツ

日本に賛成してくれますか

室本 剛さん
在米国日本大使館 議会班
2003年総合政策学部卒業

私は、米国ワシントンDCにある在米国日本大使館の議会班で勤務しています。議会班の役割は一言で言うと、「日本と米国議会の架け橋」。少しかっこよく聞こえますが、私たちの具体的な仕事は、大まかに、議会に関する情報収集、議会関係者への働きかけ、そしてネットワーク構築の三つに集約されます。どの分野も重要ですが、その中でも私が一番やりがいを感じるのが米国議会への働きかけです。

米国議会では、上院100人、下院435人の議員が日々様々な活動をしており、その中には日本や日米関係に良い影響を与えそうな動きもあれば、好ましくないと思われるものもあります。また、ある特定の議員や補佐官にこの案件を理解してもらいたい、ということもあります。そのようなときには、大使館内関係者、コンサルタントや親しい議会関係者達と相談して作戦を練った上で、議会に赴いて日本政府の立場を伝え、先方の理解を得る努力をします。この過程では、事前のアポイントメントの取り付けから先方に見せる資料の作成、報告等様々な作業があり、一筋縄ではいかない場合も多いのですが、先方が納得し、私たちが望む方向に案件が動き出したときのやりがいは格別です。

米国議会という組織は、その重要性は広く知られていながら、その内部を把握することは必ずしも容易ではなく、一担当官として日々精進の毎日です。SFC の阿川尚之研究会で培った法的素養とプレゼンテーション能力は、この仕事に生きています。また、自分の今の仕事の積み重ねが、自らの成長とともに、日本の国際的な立場の向上と日米関係のさらなる

発展に少しでも貢献すれば、これに勝るやりがいはないと思います。

各国大使館の国旗が翻るマサチューセッツ通りを歩くたびにその初心を新たにしつつ、明日も議会へ。

(掲載日:2006/12/01)