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SFCスピリッツ
2007.02.07

"チュニジア"ってどんな国?

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”チュニジア”ってどんな国?

長倉加恵さん
チュニジア共和国大使館 観光文化部プロモーション担当官、2000年総合政策学部卒業

チュニジアの街チュニジアはアフリカ最北端に位置する、カルタゴ帝国時代には地中海覇権の中心となった国。1300kmの地中海沿岸線にはビーチリゾート、南にはサハラ砂漠、3000年の歴史を物語る8つの世界遺産を有する風光明媚な国。ローマから空路で1時間、パリから2時間。人口1千万人弱、日本の2/5の国土に年間約660万人を受入れる観光立国です。2005年の愛知万博ではチュニジア館に350万人が訪れ、昨年は日本とチュニジアの国交樹立50周年を迎え、日本とも大変良好な関係を築いています…と、チュニジアのことを語り出すといつになく饒舌になってしまうのは職業病でしょうか。

チュニジア大使館観光文化部プロモーション担当官として働き始めて約3年が経ちます。私の主なミッションは、日本におけるチュニジアの認知度向上、チュニジアへの観光需要喚起、両国の人的・文化交流促進に伴うありとあらゆるPR活動をすることです。年1〜2回はチュニジアに渡り、両国地方都市間交流促進のため地方出張も度々。時には、本国VIP来日や大使の要人への表敬訪問への通訳同行やレセプションの司会進行、またある時には地域のお祭りで大声を張り上げチュニジア物産・料理の売子へ転身。イベント企画から実施、PRツールの製作やセミナーでのプレゼン。取材対応や現地ロケのコーディネート、一般の方の問合わせから旅行会社の対応…と列挙に暇ないほど、通常の大使館業務と政府観光局代行業務をカバーする仕事内容は、当初の私の予想を遥かに超え多岐に渡っています。が、それこそが小規模な大使館の最大の醍醐味です。さらに、人懐こく温かいチュニジア人のお国柄ゆえ、大使・外交官・日本人スタッフとも大変仲が良く、大家族のようにアットホームな環境です。とはいえ、いかなる規模でも一国を代表する大使館で働くということは、常にプレッシャーと緊張感の中で働くことでもあります。仏語・英語・アラビア語・日本語が日常的に飛び交う環境で、それらのプレッシャーを逆に楽しんでしまう度胸は、SFC生ならではと言えるでしょうか。

知れば知るほど好きになる、行けば行くほど癖になる、そんな大好きな国のプロモーションに貢献でき、日本とチュニジアの友好促進に少しでも寄与できるこの仕事に誇りを感じつつ、一人でも多くのチュニジア・ファンを増やすべく、日々PRに邁進し続けます!

→チュニジア大使館ウェブサイト
→チュニジア政府環境局ウェブサイト
→チュニジアオンラインパンフレット

(掲載日:2007/02/07)