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SFCスピリッツ
2008.07.02

新しい公共を生み出す挑戦

SFCスピリッツ

新しい公共を生み出す挑戦

山本繁さん

山本繁さん
NPOコトバノアトリエ 代表理事
2002年2002年環境情報学部

大学の卒業式の翌日、湘南台のデニーズでNPOを作ってから、約6年が経ちました。その間、時代は変わり、いま私は社会起業家と呼ばれています。

呼ばれるようになると意識し始めるものです。社会起業家の仕事とはなにか?ということを、夜、独りで考えることがあります。

公共の仕事を国や行政に任せきりにして、やれ税金が高いだの、やれ役所の窓口対応が悪いだの、社会になんの利益も生み出さない文句やつぶやきを垂れ流すのはかっこよくない。文句があるなら、自らの手で新しい公共を生み出そう。それが僕にとっての社会起業家です。

私の現在の仕事はふたつあります。ひとつは、ニートやひきこもりなどの社会的弱者となった若者の自立支援です。彼らのうち、特にクリエイティブな仕事に興味を持つ若者の育成をしています。また、オールニートニッポンというニートのためのインターネットラジオ局の運営を行っています。最近やっとポッドキャスティングへの登録が1万人を越えました。徐々にですが、社会に浸透し始めています。

ふたつめは、夢を追う若者への住居支援事業です。東京の高額な家賃が若者たちから可能性を奪っているのではないか?という問題意識のもと、漫画家の卵と新人に格安で住居を提供しています。現在、都内に8軒の一軒家を借り上げ、43名の漫画家の卵と新人を支援しています。

私たちの挑戦はまだ始まったばかりです。日々、困難や挫折に直面していますが、諦めずに、社会にイノベーションを仕掛け続けていきたいと思っています。

(掲載日:2008/07/02)