環境情報学部 曽我朋義教授が全国発明表彰「発明協会会長賞」を受賞
5月15日に全国発明表彰(主催:社団法人発明協会)が発表され、環境情報学部の曽我朋義教授が第一表彰区分である特別賞「発明協会会長」を受賞しました。全国発明表彰は独創性に富む優れた発明や実用化、発明の指導や育成に尽力した人を顕彰するもので、今回曽我教授の受賞の対象となったのは「メタボローム測定装置の発明」技術です。
科学技術的に秀でた進歩性を有し、かつ顕著な実施効果を上げている発明が対象となる第一表彰区分での受賞は民間の企業・研究者に多く、大学単独の研究開発で受賞するのは30年ぶりのことです。
曽我先生からのコメント
これまで、メタボローム(細胞内に数千種類以上存在する代謝物質の総称)を一斉分析できる分析技術は世に中に存在しなかった。しかし代謝物質の構造を調べるとそのほとんどがイオン性であることがわかった。そこでイオン性物質に対して高分離能を持つキャピラリー電気泳動装置(CE)と質量分析計(MS)を組み合わせ(CE-MS法)、世界に先駆けて数千種類以上の代謝物質の一斉分析を可能にした。このメタボローム測定装置の発明が授賞対象となった。
これまで発明表彰のほとんどは大企業が受賞しているが、大学で生まれた発明が産業界にも評価され大変うれしい。今後は、この発明を基礎研究から応用研究に展開し、医療、食糧、環境など人類が直面している問題を解決したい。