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2017.08.21

岩手県釜石市との連携協定締結式実施

8月21日(月)にSFCと岩手県釜石市の連携協定締結式が実施され、河添健総合政策学部長と釜石市の野田武則市長が「地方創生に関する連携協力協定」に調印しました。

SFC研究所 社会イノベーション・ラボでは、社会は「つながりのネットワーク」との認識のもと、社会課題の解決をもたらすことを念頭に、新たな商品・サービスや制度・組織などが作られることによって、人々のつながりや相互作用に変化をもたらすことで促進される「社会イノベーション」のあり方や、その実践モデル、支援ツール、科学技術イノベーションと社会イノベーションの相乗効果の実現モデルなどの研究・開発に取り組んでいます。これまでもSFCでは、2011年度から「復興のまちづくり」、2007年度から「ラグビーのまちづくり」などに関わる実践や調査研究を釜石市と協働で推進してきました。

釜石市では、復興後の将来を見据えたまちづくりとして、「釜石市オープンシティ戦略」を推進、「震災後に生まれた新しいつながり」や「生まれ始めた市民発のプロジェクト」も充実しています。釜石市は「オープンシティ」を合言葉に、人と人がつながり、新しい可能性を広げ、「多様な人々が集まる、開かれたまち」を目指しています。

今後の協働活動として例えば、「2019年ラグビーワールドカップ開催を見据えたサステイナブルな観光地域づくりへの取り組み」や、「グローバルレベルで通用する多様性を包摂するダイバーシティ、オープンなまちづくりの推進」、「「ラグビーのまち釜石」におけるスポーツを活用したまちづくり」、「震災復興の過程や地方ならではの社会課題とその取り組みを、都会の高校生などの教育の場として提供する「ソーシャルツアープログラム」の開発」などが想定されます。今回の連携協力を契機に、「オープンシティ釜石」を加速させることを目指し、協働で取り組む活動をさらに充実させていきます。

また、SFCでは、大学院生等を「地域おこし研究員」として任用、釜石市に在住しながら「オープンシティ釜石」と「社会イノベーション」を加速させる研究開発に挑戦する予定です。

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撮影:総合政策学部玉村研究室

発信元:湘南藤沢事務室学術研究支援担当