認知・意味編成モデルと身体スキル(CB)

 本プログラムでは、認知的・意味的な諸モデルと身体スキルモデルの構築、身体スキルやコミュニケーションの学び場の構成、集団や社会における意味編成メカニズムの解析を取り上げ、それらの研究開発を行うと同時に人材の育成を目的とします。具体的には、スポーツなどにおけるスキルの解明、その学習方法論の構築、言語獲得過程の認知科学的アプローチ、自然言語や音声・画像イメージなどのマルチメディア情報の意味モデル、意味編成における記憶メカニズムやコミュニケーション、ネットワークを介したデータ収集・解析技法、人間とコンピュータの自然なインタラクション、人間の精神発達に関する研究、そして、空間の知覚および空間の認知の研究、などを行います。

関連プロジェクト

  • インタラクションデザインプロジェクト(IDP)
  • 認知・言語の発達と学習
  • スポーツサイエンスとコグニティブエルゴノミクス
  • ネットワークスタイル
  • サイコスペース
  • 認知・行為・メディアと言語・言語教育
  • 生活実践知
  • インターリアリティ
  • ソーシャルファブリケーション
  • モバイル・メソッド
  • ノーベル・コンピューティング
  • バーチャル・バリュー・リサーチ

(参考)塾生HP:【SFC】履修案内・講義要綱・時間割>政策・メディア研究科>大学院プロジェクト科目 担当者・登録番号表(PDF)

Interview

 身体と言語から、世界の基本構成を解読し、知のつながりを創造する

チェアパーソン 諏訪 正樹 教授

ひとは自分の身体と社会の言葉をメディアとして、自分と外界との間に多様なインタラクションを創造・展開しています。明確な意図をもって社会にコミットする場合も、なんら意識することなく身体が無意識に軽やかに動作する場合も、自分と世界にインタラクションが存在するかぎり、CBプログラムの研究対象になります。もちろん、「身体の社会性」も、「言葉の自分性」も、自分と世界のインタラクションにおいて重要です。どのようにスキルを学び、そして使い、どのように知覚し、どのように意味を解釈したり、創造したりすれば、自分も社会も共に進化するためのインタラクションが形成できるかを研究することが、CBの個性といってよいでしょう。
たとえばバスケットのフリースローでも、野球の投球動作でも、うまくなるためには腕をどのように使えばいいのかという問いを立てたなら、身体スキルのメカニズムを解明し、実践的に学習する方法論を構築することが必要です。
乳幼児が母親とのコミュニケーションから言葉を発するときの不思議さに知的好奇心がゆさぶられたり、あるいはブログやSNSの無数のコミュニケーションから意味世界の多様性に興味がわいたりしたら、自然言語の認知や社会的な文脈における意味創成のメカニズムを研究することが必要でしょう。
サイバースペースと現実世界のインタラクションや異文化間のインタラクション、意識と非意識のインタラクションに興味を持ったら、それらをよく観察して、新しいデザインの創成につなげる研究が必要です。
またその基礎となるこころの発達研究などの研究も必要です。CBプログラムは、身体と言語から、こうした世界の基本構成を解読し、人と環境とのインタラクションを中心に、インターネット、スポーツ、言語、認知、メンタルヘルスなど、知のつながりを創造して社会貢献するテーマに挑戦しています。

メンバーリスト

2016年度4月現在
◎印はチェアパーソン

氏名 職位 専門分野
青山 敦 准教授 脳情報科学、脳機能計測、感覚統合、生体信号処理
井庭 崇 准教授 パターン・ランゲージ、創造性、複雑系科学、社会システム理論
今井 むつみ 教授 認知科学( 特に認知言語発達科学、言語心理学)
牛山 潤一 准教授 運動生理学、神経生理学
仰木 裕嗣 教授 スポーツ工学、スポーツバイオメカニクス、生体計測、無線計測
加藤 貴昭 准教授 人間工学、スポーツ心理学、運動学習と制御
河添 健 教授 Lie 群上の調和解析、フーリエ解析、ウェーブレット解析
熊坂 賢次 教授 ライフスタイル論、ネットワーク社会論
諏訪 正樹 教授 認知科学、コミュニケーションデザイン、デザインサイエンス、人工知能
田中 茂範 教授 認知言語学、意味づけ論
トレース, ジョナサン ウイリアム 専任講師 応用言語学:言語試験, カリキュラム設計, リスニングとスピーキング教育、プログラム評価
中浜 優子 教授 応用言語学、第二言語習得
西岡 啓二 教授 微分代数
長谷部 葉子 准教授 英語教材、教授法、遠隔教育、カリキュラムデザイン、異言語・異文化間コミュニケーション
濱田 庸子 教授 精神医学、精神分析学、乳幼児精神医学、学校精神保健
福田 和也 教授 文芸批評、文明論、社会批評、フランス文学
藤井進也 専任講師 音楽神経科学、音楽と脳、音楽身体科学、音楽家の身体運動制御メカニズム、音楽の知覚・認知、ヒトの進化・発達と音楽性の起源、音楽リズム・言語リズムの知覚・生成・同期の神経メカニズム、リズム感の個人差、失音楽症、聴覚フィードバックシステムを用いた運動学習とリハビリテーション
水鳥 寿思 専任講師 器械運動コーチング
森 さち子 准教授 臨床心理学、精神分析学
渡辺 利夫 教授 心理現象の数理解析、空間の知覚と認知、ライフデザイン

サブメンバー:

氏名 職位 専門分野
小川 克彦 教授 コミュニケーションサービス、ネット社会論、ヒューマンインタフェース
小熊 英二 教授 歴史社会学
加藤 文俊 教授 コミュニケーション論、メディア論、定性的調査法
清木 康 教授 マルチメディア・データベース、感性データベース、マルチデータベースシステム、意味的連想検索
桑原 武夫 教授 マーケティング、消費者研究
清水 唯一朗 准教授 日本政治外交史(統治構造論、政官関係論)、オーラル・ヒストリー(政策研究、組織研究、方法論)
武藤 佳恭 教授 ニューラルコンピューティング、インターネット・ガジェット、セキュリティ
増井 俊之 教授 ユーザインターフェース、ユビキタスコンピューティング
村林 裕 教授 スポーツビジネス

教員検索(教員プロフィール)

キャリア・資格等

人間の知性や技巧、スポーツなどを科学的な視点で解析できる人材、および文章、画像、音楽などのマルチメディアに対して意味を付与して、コンピュータによって自由に操作できるような人材、ウェブやIT技術を駆使して人々の意味世界に踏み込んだ社会調査・分析ができる人材の輩出を狙います。本プログラムの修了者は、企業マーケティング部門・企画部門・システム開発部門、政策シンクタンク、スポーツコーディネーター、外国語教育部門、起業家、インタフェースデザイナー、福祉支援などの仕事で活躍することが期待されます。また、第一線の研究者、教員への道も開かれています。

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