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キャンパスライフ

国際的なコンピュータサービスの開発コンテストで
最優秀賞を受賞!

河口 綾摩 Ayama Kawaguchi
学部:環境情報学部2年
出身校:宇土高等学校(熊本県)

村井純研究会に所属し、インターネット自動車の研究などに携わりつつ、世の中を大きく支えているコンピュータの基盤技術の研究をしています。高速通信網を利用した大規模なセンサーデータの活用についても興味があり、昨年、IBM が開発者向けに提供するクラウド・プラットフォームである「Bluemix」のサービスを利用した、アプリやサービスの開発コンテスト「IBM Bluemix Challenge 2015」で最優秀賞を受賞しました。
車載カメラからの情報をクラウド上に収集し、走行中の車から得られる映像やデータによって、事故や交通状況などを把握することができる"Senrigan(千里眼)"と名づけたアプリを開発して応募。その結果、学生部門121 組中3 組のファイナリストに選出され、ニューヨークにあるIBM 社の研究本部T.J. Watson Research Center で行われた最終審査で最優秀賞を受賞できました。

技術の基盤と応用、
双方の視点から課題を解決できるような存在を目指して

私の研究は、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の"カーネル"と呼ばれる中核部分と、コンピュータネットワークに関するものです。これは、コンピュータ技術の基盤となる根幹からのアプローチと、その上位にあるネットワークの活用に資するアプリケーションからのアプローチを、同時に進めていくというものです。
「IBM Bluemix Challenge 2015」に応募した"Senrigan(千里眼)"は、これらのうち、アプリケーションの部分に相当します。一方で技術の基盤となる領域の研究が、カーネルに関する部分となります。
カーネルとは、たとえばコンピュータにUSBメモリを挿入した際、それが認識されて使える状態になる、あるいはSDカードを挿入すると情報がフォルダー形式となって認識されるといった、資源の管理を統括して行っ ている基本的な部分です。
このように、応用技術を支える基盤技術の研究を続けつつ、その応用としてどのような技術やモノを世界に提案できるのか? 双方の視点から、物事を解決できるようになりたいと考えています。