環境デザイン・ガバナンス(EG)

チェアパーソン ショウ ラジブ 教授環境創造のイノベータをSFCから

チェアパーソン ショウ ラジブ 教授

本プログラムは、日常の生活空間から地球規模のシステムまでを含めた環境の様々な社会問題の解決を目的にした、計画とデザイン、マネジメントとビジネス、政策と制度を総合的に探求するプロフェッショナルな人材の育成を目指しています。

「環境」とは様々な領域の境界を越えて問題を捉えようとする意識ということもできると思います。小さな住居であっても、それは地域の街並に影響し、実はずっと離れた所からエネルギーの供給を受け、いずれ地球全体の気候変動にまで境界を越えて連続する関係を持っています。私たち人類の幸福は地球全体の資源の共有、都市と自然のバランス、社会の成熟化と地域の経済の活性化の関係などさまざまな構造的社会問題と深く関わっています。これらの問題の解決は工業革命以来、国際的な貿易を前提にした大量生産とエネルギー消費を元に豊かな生活を求め続けてきた人間社会にとって、かつてなかった挑戦です。EGプログラムは20世紀の生活と社会のモデルを見直し、地球全体の自然環境システムと調和できる持続可能な未来を創造する高い志を持つ学生を求めます。

EGプログラムは、グローバルな環境意識とローカルな空間の具体的ものづくりやデザインの間をつなぐ思考を大切にします。従来の学問体系では、別々な専攻として分解して研究されることが多かったこのような問題を、情報技術のイノベーションを通じて総合的に捉えることを最も重要な目標にしています。

EGプログラムはこれまでの専門分野の枠には収まらない学生一人ひとりの才能を伸ばし、豊かな発想を育み、新しい空間のデザインや環境のビジネスを生むスキルと精神を創成するプログラムです。

関連アカデミックプロジェクト

  • 気候変動・災害リスクガバナンスシステムと持続可能な開発
  • グリーンインフラストラクチャーと生態系サービス
  • 建築領域の拡張と融合
  • 「身体化デザイン」プログラム
  • スマートモビリティ(技術)
  • スマートモビリティ(社会)
  • 杢の構造と意匠
  • xSDG

※ここでは本プログラムメンバーが主担当を務めるアカデミックプロジェクトを掲載していますが、多くのプロジェクトはプログラム横断的に実施されています。

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(参考)アカデミックプロジェクト(大学院プロジェクト科目)

メンバーリスト

2023年4月現在
◎印はチェアパーソン

氏名 職位 専門分野
安宅 和人教授データ×AI時代の基礎教養、技術・デザインを包括した戦略立案、新商品開発
一ノ瀬 友博教授景観生態学、環境学、農村計画学
大木 聖子准教授地震学,災害情報,防災教育,災害科学コミュニケーション
蟹江 憲史教授国際関係論、地球システムガバナンス
厳 網林教授地理情報科学, 都市・地域環境、気候変動、持続可能科学
小林 博人教授建築・都市地方デザイン、まちづくり
◎ショウ, ラジブ教授防災、環境マネジメント
塚原 沙智子准教授環境政策
宮本 佳明准教授気象学
細谷 浩美教授建築、建築設計、都市デザイン

サブメンバー

氏名 職位 専門分野
石川 初教授ランドスケープアーキテクチュア(景観・緑地・造園の計画、設計)、地理、地理教育(地形、地図などの研究と表現)
國枝 美佳専任講師グローバルヘルス、ウェルビーイング・未病、開発コミュニケーション、個人・コミュニティ行動変容、健康行動経済学、アフリカ
白井 裕子准教授環境工学, 都市工学, 林業の技術開発分野, 山林から木材・木造に至る分野, 森と水の環境システム分野, ドイツとフランスの都市計画分野
松川 昌平准教授建築設計、アルゴリズミック・デザイン、設計プロセス論

教員検索(教員プロフィール)

キャリア・資格等

景観・建築・都市設計エキスパートや行政、環境、都市開発、不動産、運輸、流通分野におけるプランナーや研究者としての活躍が期待されます。また、所定の単位を取得することにより、一級建築士の国家試験の受験資格が得られます。

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