政策・メディア研究科
分野を超えたコラボレーションで先端分野のプロフェッショナルを育成
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科は、1994年に開設されたSFC(Shonan Fujisawa Campus)の独立大学院です。本研究科の修士課程は、21世紀の社会を担うプロフェッショナル(高度な職業人)を育成することをめざした“先端分野プロフェッショナルスクール”であり、多様な社会ニーズに応えうる専門知識や実践的な問題発見・解決能力を身につけるための専門的なトレーニングの場を提供しています。また、後期博士課程においては、 豊かな独創性や先端性のある学術的な探究を行い、国際的に活躍できる研究者・教育者・専門家の育成をめざしています。
[PDF] 2012年度版政策・メディア研究科ガイドブック (4899KB)
地域社会から地球環境まで、さまざまな課題を解決
研究・教育の対象領域は、IT基盤技術、ユビキタスネットワーク、社会イノベーション、テクノロジーとデザイン、都市環境、国際協力、政策形成など多岐にわたっており、8つのプログラム(専門領域)として構成されています。地域社会から地球環境までのさまざまな課題を解決することに向けて、大学、企業、自治体、官庁をつなぐ研究・事業が進んでいます。
SFCの特徴
- テクノロジーと社会の融合を目指し、実現していること
- 常に社会に問いかけを提示し、新しい試みを実践すること
- 異分野の研究者や学生とのコラボレーションを重んじること
広く社会に、国際的に開かれた大学院をめざして
政策・メディア研究科は、文部科学省21世紀COEプログラムにおける「次世代メディア・知的社会基盤」(2002年度~2006年度)と「日本・アジアにおける総合政策学先導拠点〜ヒューマンセキュリティの基盤的研究を通して〜」(2003年度~2007年度)の研究拠点となるなど、内外で高く評価されています。2005年から始まった、修士課程における海外大学院とのダブルディグリー制度や後期博士課程における在職社会人を対象とした社会人コース、2006年に開設された、英語による講義・プロジェクト科目を提供する国際コース、さらに修士課程に開設されたプロフェッショナル育成コースなど、新しい仕組みを積極的に取り入れ、広く社会に、国際的に開かれた大学院として更なる発展をめざしています。
| 課程 | 専攻 | 授与する学位 | 入学定員 |
|---|---|---|---|
| 修士課程 | 政策・メディア | 政策・メディア | 200名 |
| 後期博士課程 | 政策・メディア | 政策・メディア | 50名 |
政策・メディア研究科における3つの方針
アドミッション・ポリシー
グローバル社会におけるリーダやプロフェッショナルをめざし、問題発見・解決の実践力を持った人材を広く受け入れます。国内の大学にとどまらず、海外からの留学生や社会人も広く受け入れます。学部時代の専門分野や個別の学問的分野にとらわれず、分野横断的な視点をもち、プロジェクトを通じて、新しい専門知識と実践的な問題発見・解決能力を身につけ、社会における課題の解決に向けて挑戦していくことをめざしている学生の入学を期待しています。入学時期は、4月入学、9月入学が選択可能で、入学試験は年2回実施されます。入学試験は、書類審査と小論文試験から成る一次審査と面接試問による二次審査からなり、学力水準、研究意欲、研究能力等を総合的に判断しています。ただし、後期博士課程の入学試験においては、小論文試験は実施しません。また、海外出願者の入学試験は、書類審査のみとなります。
カリキュラム・ポリシー
修士課程では、社会のニーズに応える専門知識と実践的な問題発見・解決能力を身につけたプロフェッショナルの養成を主目的としています。修士課程の学生にとって日常的な研究活動の場となるのは、「プロジェクト」です。「プロジェクト」は、研究領域の大枠を示すプログラムをよりテーマ別に細分化した研究グループで、数名の教員によって担当・運営されます。学生は、「プロジェクト」に参加することで、従来の座学を中心とした受動的な講義だけでなく、能動的な実践研究・学習・フィールドワーク・インターンシップなどを進めていきます。
後期博士課程では、高度な専門性、的確な判断力、豊かな独創性を併せ持つ研究者、教育者、および専門家の育成を目的としています。基本的なカリキュラムは、研究指導と論文指導から成り立っていますが、日常的な研究・教育の場は、修士課程同様「プロジェクト」となります。学生は自らの研究計画に従い、政策・メディア研究科の教員や他の研究者で構成された「アドバイザリーグループ」や学生が博士候補となった後に設置される「研究指導グループ」により、研究の進め方および、博士論文の作成について、指導や助言を受けます。
ディプロマ・ポリシー
修士学位は、修士の課程の修了要件を満たした学生に授与されます。修了要件を満たすには、所定の期間以上在籍し、所定の単位を取得することに加え、中間発表の実施、論文審査及び最終試験への合格が求められます。なお、修士論文を修得しないで修了する非修論オプションもあります。また、プログラムやコースごとに設定されたサティフィケート授与要件を満たせば、当該プログラム、コース修士学位に加え、修了のサティフィケートが授与されます。
後期博士課程の学生については、学生が自らプロジェクトを立案、企画、推進することで「新しい概念構築」、「専門的な研究活動」、「新しい方法論」を駆使した独創的な成果を政策・メディアの融合領域上に展開することが期待されています。従って博士学位を得るためには、外国語の運用能力や新規授業科目シラバスの作成能力、技法科目取得、博士論文の研究計画発表、教育体験実施・認定などの条件を満たし、博士候補の資格を得る必要があります(社会人コースについては、社会経験を前提として一部条件が免除となります)。博士候補の資格の取得後、公聴会、学位審査委員会による最終試験にて、博士論文、研究業績について「課程博士」の学位を取得するにふさわしいかどうかが審査されます。公聴会及び最終試験の合格後、研究科委員会にて、学位授与について合否判定が行われます。